【2024年】建設コンサルタントランキング！大手31社を徹底比較！ホワイト企業はどこか？

本記事を書いている僕は、建設業界で施工管理の経験が10年以上。

多くの建設コンサルとやり取りしてきました。

そんな今回は、大手・中堅のホワイト優良企業31社を対象に、建設コンサルタントランキングを発表します。

また、建設コンサルタントのホワイト優良企業の特徴も解説しているので、ぜひご覧ください。

建設コンサルタントホワイトランキング【31社一覧】

本章では、大手・中堅を含めた建設コンサルタント『31社』を5つの指標で評価し、ランキング形式にまとめました。

5つの指標別ランキングは別途ご紹介しますが、建設コンサルタントのホワイトランキングは次のとおりです。

建設コンサルタントのホワイト優良企業ベスト5の詳しいデータもまとめました。

会社名	大日本コンサルタント	日本工営	建設技術研究所	応用地質	アジア航測
画像
平均年収	772万	926万	913万	680万	733万
売上高	163億	739億	485億	340億	309億
残業時間	34.1h	36.8h	41.1h	31.7h	37.5h
有給取得率	77.6%	56.6%	66.0%	68.7%	60.5%
評判	3.82	3.66	3.62	3.17	3.36

建設コンサルタントの中でも、とくに人気な上位5社です。

平均年収が高く、ワークライフバランスも整っています。

ランキング上位の建設コンサルタントへ応募するなら、以下の転職エージェントを活用しましょう

ちなみに、他の企業をランキング別にまとめた記事もあるので、気になる方はご覧ください。

建設コンサルタントランキング【項目別】

本章では、建設コンサルタントのランキングを項目別に紹介します。

建設コンサルタント年収ランキング

建設コンサルタントで『平均年収』が高い企業をランキング形式でまとめました。

順位	会社名	平均年収
1位	日本工営	926万
2位	セントラルコンサルタント	922万
3位	建設技術研究所	913万
4位	NJS	826万
5位	大日本コンサルタント	772万
6位	アジア航測	733万
7位	オオバ	730万
8位	オリエンタルコンサルタンツ グローバル	729万
9位	いであ	719万
10位	パシフィックコンサルタンツ	706万
11位	ウエスコHD	693万
12位	JR東日本コンサルタンツ	690万
13位	パスコ	684万
14位	応用地質	680万
15位	長大	675万
16位	オリエンタルコンサルタンツ	673万
17位	ニュージェック	671万
18位	東京建設コンサルタント	650万
19位	八千代エンジニヤリング	634万
20位	エイト日本技術開発	604万
21位	ドーコン	592万
22位	中央コンサルタンツ	557万
23位	復建調査設計	550万
24位	日水コン	548万
25位	日本振興	538万
26位	国際航業	502万
27位	東電設計	498万
28位	日本工営都市空間	494万
29位	中央復権コンサルタンツ	476万
30位	日本水工設計	465万
31位	ティーネットジャパン	435万

建設コンサルタントの平均年収ランキングでは、セントラルコンサルタントが『年収922万』で1位の結果となりました。

ちなみに、建設コンサルタントの平均年収は約500万円です。

これから建設コンサル業界で働こうと考えているなら、平均年収が600万円以上の会社を目指して就活・転職をしましょう。

平均年収が高い建設コンサルタントへ就職・転職をするなら、以下の転職エージェントがおすすめですよ。

建設コンサルタント売上ランキング

続いて、『売上』が高い建設コンサルタントをランキングでまとめました。

順位	会社名	売上
1位	日本工営	739億
2位	パシフィックコンサルタンツ	604億
3位	パスコ	563億
4位	建設技術研究所	513億
5位	国際航業	414億
6位	応用地質	340億
7位	アジア航測	309億
8位	オリエンタルコンサルタンツ	305億
9位	オリエンタルコンサルタンツ グローバル	288億
10位	エイト日本技術開発	259億
11位	ティーネットジャパン	248億
12位	八千代エンジニヤリング	239億
13位	いであ	230億
14位	東電設計	210億
15位	日水コン	205億
16位	JR東日本コンサルタンツ	201億
17位	NJS	192億
18位	長大	186億
19位	大日本コンサルタント	163億
20位	ニュージェック	161億
21位	オオバ	156億
22位	日本振興	151億
23位	ウエスコHD	137億
24位	復建調査設計	136億
25位	日本工営都市空間	135億
26位	中央復権コンサルタンツ	131億
27位	ドーコン	129億
28位	中央コンサルタンツ	118億
29位	セントラルコンサルタント	116億
30位	日本水工設計	113億
31位	東京建設コンサルタント	109億

建設コンサルタントの売上高ランキングでは、日本工営が『793億』で1位の結果となりました。

売上は「会社評価」の大きなポイントです。

今後も生き残る会社に転職したいなら、会社の業績はチェックしておきましょう！

建設コンサルタント残業ランキング

働く環境が気になる方のために、『残業』が少ない建設コンサルタントランキングをみてみましょう。

順位	会社名	残業
1位	日本振興	16.3h
2位	国際航業	17.0h
3位	ティーネットジャパン	18.3h
4位	JR東日本コンサルタンツ	20.9h
5位	東電設計	21.1h
6位	セントラルコンサルタント	26.8h
7位	東京建設コンサルタント	27.3h
8位	ウエスコHD	28.6h
9位	長大	30.5h
10位	応用地質	31.7h

残業時間が少ない建設コンサルタントのランキングでは、日本振興が『16.3ｈ』で1位の結果となりました。

年収が高くて、将来性がある会社でも、残業が多すぎる会社は辛いですよね…。

担当プロジェクトによって変わりますが、当たり前に残業が多い建設コンサルタントは避けるのが無難ですよ！

建設コンサルタント有給ランキング

『有給取得率』が高い建設コンサルタントのランキングもみていきましょう。

順位	会社名	有給
1位	大日本コンサルタント	77.6%
2位	ウエスコHD	74.9%
3位	ティーネットジャパン	73.1%
4位	パシフィックコンサルタンツ	72.８%
5位	東電設計	70.0%
6位	応用地質	68.7%
7位	日本振興	66.3%
8位	建設技術研究所	66.0%
9位	JR東日本コンサルタンツ	63.6%
10位	八千代エンジニヤリング	61.8%

最も有給取得率が高い建設コンサルタントは、大日本コンサルタントが『77.6%』で1位の結果となりました。

有給取得率が高い会社ほど、働きやすいホワイト企業の可能性は高いです。

ワークライフバランスを重視して働きたいなら、必ず有給取得率はチェックしましょう。

建設コンサルタント評判ランキング

最後に『口コミ・評判』が高い建設コンサルタントのランキングを作成しました。

順位	会社名	評判
1位	日水コン	3.93
2位	大日本コンサルタント	3.82
3位	日本工営	3.66
4位	日本振興	3.64
5位	パシフィック コンサルタンツ	3.63
6位	建設技術研究所	3.62
7位	セントラル コンサルタント	3.58
8位	オリエンタル コンサルタンツ	3.43
9位	ニュージェック	3.40
10位	ドーコン	3.39

建設コンサルタントの口コミ・評判ランキングでは、日水コンが『3.93』で1位の結果となりました。

すべてを信じるのはNGですが、企業選びで口コミや評判は参考になります。

転職エージェントと併用して、転職・就活サイトの口コミはチェックするようにしましょう。

建設コンサルタント大手5社の特徴

ここでは、建設コンサルタント大手5社の特徴について詳しく見ていきます。

日本工営

売上	739億
営業利益	95億
年収	926万
従業員数	2683人
平均年齢	42.6歳
勤続年数	14.2年

70年以上にわたり、160か国で社会資本づくりのプロジェクトに携わってきた国内トップクラスの建設コンサルタント企業。

国内の建設コンサルタントで売上第1位の企業で、BIG3の1つです。

国内・外へのコンサルティング事業、都市空間事業、エネルギー事業などの事業領域を展開しています。

コンサルティング業では、上下水道の設備やダムの再開発、道路の調査・設計など、社会インフラ整備に関わっています。

日本工営の初任給は、修士卒で26万800円、大卒で24万9,000円です。

大卒の平均初任給22万8,500円を上回っています。

出典：日本工営株式会社 HP：https://www.n-koei.co.jp/
出典：厚生労働省「令和４年賃金構造基本統計調査（新規学卒者）

第79期 有価証券報告書によると平均年収は926万円。まさに業界トップに君臨する企業と言えます。

日本工営への転職を考えている方は、ビズリーチを利用しましょう。ビズリーチなら、年収600万円以上の求人がほとんどで、大手建設コンサルタントへの転職も可能です。

パシフィックコンサルタンツ

売上	604億
営業利益	34億
年収	706万
従業員数	2208人
平均年齢	-
勤続年数	12.9年

日本工営と並ぶ国内最大規模の建設コンサルタント。

建設コンサルタント事業、道路、鉄道、河川、港湾、空港など多くの社会インフラの構築・整備に携わっています。

パシフィックコンサルタンツは、建設コンサルタントの売上第2位で、BIG3の1つです。

研究開発にも積極的で、つくば技術研究センターでは模型を使った実験、大気・水質・土壌等の分析を行っています。

パスコ

売上	563億
営業利益	59億
年収	684万
従業員数	2333人
平均年齢	43.5歳
勤続年数	11.8年

パスコは、建設コンサルタント売上高第3位の企業です。

2019年から2023年まで、売上高は右肩上がりと非常に業績が好調です。

売上高に占める各部門の割合でみると、測量部門が３０％を占めるため、建設コンサルタント企業の中でも測量に特化していると言えます。

建設技術研究所

売上	513億
営業利益	70億
年収	913万
従業員数	1912人
平均年齢	42.9歳
勤続年数	12.8年

創立から70年以上の歴史を誇る老舗の建設コンサルタント企業。

建設コンサルタント売上高4位の企業で、BIG3の1つです。

特に河川部門に力を入れており、長年にわたり水害に対する防災・減災対策の立案や水環境に関する保全対策など、流域全体の総合的なマネジメントに強みを持っています。

第60期 有価証券報告書によると平均年収は913万円。

40代の平均年収はなんと1,200万円超え。業界トップの給与水準です。

国際航業

売上	414億
営業利益	25億
年収	502万
従業員数	1896人
平均年齢	-
勤続年数	13.９人

国際航業は、建設コンサルタント売上高第5位の企業。

直近3年間の売上高は右肩上がりと業績好調です。

展開する事業は空間情報・センシング分野、情報システム分野、都市計画・インフラマネジメント分野、防災・減災分野、環境保全分野、再生可能エネルギー分野など様々。

人工衛星やドローンなど最先端技術を活用した専門性の高い技術サービスを提供しています。

建設コンサルタントホワイト優良企業の特徴

まず前提として、「建設コンサルタントはやめとけ！」とか言われたりしますが会社次第です。

建設コンサルタントにもホワイト優良企業はあるので、ご安心ください。

そんな本章では、建設コンサルタントのホワイト優良企業の特徴についてご紹介します。

直近3年間の業績が右肩上がり

直近3年間の売上、営業利益が右肩上がりの企業は優良企業です。

などなど…。

前年の業績を超える企業はたくさんありますが、3年連続右肩上がりの企業は多くはなく、難易度が高い。

しっかり利益が出ているので、給与やボーナスが上がる可能性があり、給与面での不満も少ないはずです。

ワークライフバランスが取れている

ワークライフバランスが取れている企業も、優良企業です。

ワークライフバランスを重視している企業は、さまざまな福利厚生制度を採用しているので企業ホームページを確認しておくべきです。

企業が公開している情報だけで判断するのは不十分なので、OpenWorkや転職会議を利用して実際に働く人の口コミも確認しましょう。

平均年収が600万円以上

建設コンサルタントのホワイト優良企業を目指すなら、平均年収600万円以上の会社を選ぶようにしましょう。

技術士（建設コンサル含む）の年収は約　万円なので、平均より上を目指したいですからね。

ちなみに、建設コンサルタントの中には、平均年収800万円～900万円の会社もあります。

年収の高い建設コンサルタントに入りたいなら、転職・就活エージェントに相談しましょう。

建設コンサルタントの優良企業へ就職・転職する方法

ここでは、建設コンサルタントの優良企業へ就職・転職する方法を解説します。

詳しく解説します。

転職エージェントを活用する

建設コンサルタントのホワイト優良企業で働きたいなら、『就職・転職エージェントを使うべき』です！

なぜなら、ホームページや求人サイトだけを信じて就職・転職した場合、だいたいの人が失敗しているから。

大手企業なら年収や評判の情報は手に入りやすいですが、

中小企業だと情報が少ないので、聞いていた話と違うってことになりやすいんですよね…。

そのため、就職・転職のプロが第3者視点で優良企業を紹介してくれる、転職エージェントなら安心ですよ。

複数の転職エージェントを使う

リクルートのデータでは、希望の会社へ転職が決まった人は平均4.2社の転職エージェントを使っています。

【転職エージェント（人材紹介会社）利用社数】

◆転職決定者： 平均4.2社
◆全体　　　： 平均2.1社

引用：株式会社リクルート-リクナビNEXT

転職成功者が複数の転職エージェントに登録している理由は、次の2点です。

転職エージェントや担当アドバイザーは、人によって合う合わないがあります。

希望の求人が無いサービスを使っても意味ないですし、あわない担当アドバイザーに転職サポートをしてもらっても良い結果はでませんので。

転職エージェントの登録は完全無料です。

いくら使っても『タダ』なので、複数のサービスを使って、自分にあった転職エージェントを厳選するのがおすすめですよ。

建設コンサルタントランキングまとめ

今回は、建設コンサルタントを5つの指標でランキングにしました。

結論としては、次の5社が建設コンサルタントランキングベスト5として他社をリードしていました。

会社名	大日本コンサルタント	日本工営	建設技術研究所	応用地質	アジア航測
画像
平均年収	772万	926万	913万	680万	733万
売上高	163億	739億	485億	340億	309億
残業時間	34.1h	36.8h	41.1h	31.7h	37.5h
有給取得率	77.6%	56.6%	66.0%	68.7%	60.5%
評判	3.82	3.66	3.62	3.17	3.36

ぜひ本記事を参考に、あなたに合った建設コンサルタントを見つけてください！

ただし、本当にあなたに合った建設コンサルタントを1人で見つけるのは大変です。

もし、「1人での活動が不安…」「就職・転職は失敗したくない…」と思ったら、転職エージェントに相談してみましょう！

参考：ランキングの算出根拠・参考資料について

本記事で紹介した企業は、以下の資料および数値を参考にしています。（2024年5月時点）

• 就職四季報 総合版 2024年版
• 就職四季報 女子版 2024年版
• 就職四季報 優良・中堅企業版 2024年版
• 有価証券報告書
• 決算短信
• 転職会議
• OpenWork 
• マイナビ AGENT
• リクルートエージェント
• doda

ランキングについては、各資料で公開されている数値を集計の上、順位をポイント化し決定しています。