管理職になってはいけない人ってどんな特徴がある?
本記事は絶対に管理職になってはいけない人を徹底分析!
- 「管理職になってはいけない人」5つの特徴
- 管理職に求められる能力
- 管理職に向いている人の特徴
- 管理職が能力不足の場合に起こる影響
- 管理職に向いてないときの対処法
上記5つを撤回解説していきます。
日本企業は年功序列が色濃く残っているため
勤続年数が長いからって理由だけで
「絶対になってはいけない人が管理職になってしまう」ケースが割と多いです。
しかし、管理職になると
人事や業務に対して裁量を得るので
より経営者に近い権限が与えられます。
つまり、
- 管理職になってはいけない人
- 能力が不足している人
が管理職になって舵取りをすることは
会社にとって悪影響でしかないわけです。
そこで、本記事では
「絶対に管理職になってはいけない人」を徹底分析していきます。
すでに管理職で、「向いていないかも・・」
と悩んでいる場合の対処法もご紹介します。
「管理職になってはいけない人」5つの特徴
まずは管理職になってはいけない人の特徴を5つ紹介します。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
自己保身に走る
企業や組織において、部下を指導・管理する立場にあるのが管理職。
当然ながら部下の失敗も管理職の責任となります。
そんな企業において責任あるポジションを任されるわけですから。
自分自身を守るために、真実や正義よりも自分の利益を優先しようとする自己保身に走る人間は
「絶対に管理職になってはいけない人」の特徴の一つです。
保身に走る人の性格的な特徴として
- 自尊心が高い
- 責任を回避する傾向がある
- 自己中心的な傾向がある
- 権力に対して敏感な傾向がある
- 短期的な視野が強い
などがあり、まさに典型的なダメ上司と言えるでしょう。
自己保身に走る人は、権力に対して忠実なので意外と立場が上の人からの評価が高いなんてこともあります。
主観でしか考えられない
ただ社歴が長いだけで管理職になれた人に多くみられる特徴の一つですが、
今まで経験してきた知識や考え方だけがすべて。
前例をなによりも重要視して、自分の経験や知識だけで対して頭ごなしに発言する人間
は管理職には向いていません。
経験や知識は、その時の条件によって左右されるものであって
前例がそのまま通じる事象なんてごくわずかです。
過去も同じパターンで達成できたから今回も同じ考えで行こうなどと
思考停止している人間が管理職に付いていると当然のごとくパフォーマンスは低下していきます。
主観的ではなく、客観的に判断できる能力は管理職に必要不可欠です。
人の揚げ足を取る
相手の言い間違いや言葉じりをとらえて、責めたり皮肉を言ったりするような人間
は管理職になってはいけない人です。
- 人より優位に立ちたい
- 些細な事でも相手より自分が優位に立って無いと気がすまない
という心理があります。
揚げ足を取る人には次の傾向が見られます。
- 人の悪いところばかり見ている
- コミュニケーションが一方的
- 上から目線
- 粘着気質
- 自分勝手
- ネガティブ
- 頭の回転が速い
- 他人からの評価を気にしている
職場で立場的に優位なところを示したい、示さないといけないのに部下の方が優れている。
そんな場合に揚げを取ることで自分を保っているのです。
安心感が全く無い
この人に相談すれば大丈夫。
管理職にはそんな安心感が求められます。
安心感があることで「この人についていきたい」という求心力が強くなるからです。
- 部下に対して恐怖心を与えてしまう
- 常に周りを気にして承認を求める不安定な人
などが管理職になってしまうと部下は安心して働くことができません。
当然、全体のパフォーマンスも低下していきます。
組織の足を引っ張る
個人よりもチームの成功こそが管理職に求められる成果です。
成果を出している管理職の周りには優秀な人材が集まっていることが多い。
対照的に
- 自分より優秀な部下の存在を認められない
- 部下の功績を認められない
- 自分の地位がおびやかされることを恐れている
そんな自分の利益しか考えていない管理職がいると純粋に組織全体が損害をこうむる結果に・・・。
自分本位の身勝手な言動や行動によって組織の足を引っ張る管理職ほど会社にとって不利益な存在はありません。
管理職に求められる3つの能力
ここでは管理職に求められる能力について掘り下げていきます。
管理職に求められる代表的なスキルは次の3つです。
詳しく見ていきましょう。
ヒューマンスキル
良好な対人関係を築く能力のことです。
つまり、業務に関係する人物を分析し、それぞれに適した対応やアプローチをするのがこのヒューマンスキルです。
例えば
- コミュニケーション
- コーチング
- リーダシップ
などがこれに当たります。
管理職の場合は、部下への対応力、企業や部署を目標に導く力などが、ヒューマンスキルとして求められます。
テクニカルスキル
テクニカルスキルとは、業務遂行に欠かせない知識や技術などのことです。
例えばマーケティングや商品PRに関わる職種・業界では
- 「マーケティング知識」
- 「製品知識」
- 「市場理解」
と言ったテクニカルスキルが求められます。
企業や部署全体をマネジメントする能力、人事評価スキルなどもこのスキルに当てはまります。
同じ業界や、同じ会社内でも部門が違えば求められるスキルも異なるので、自身の専門性を象徴するスキルともいえます。
転職市場ではこのテクニカルスキルのレベルが、人材としての市場価格に大きな影響を与えます
コンセプチュアルスキル
コンセプチュアルスキルとは知識や情報などを組み合わせ、問題や課題の本質を把握する能力です。
例えば、
- 状況分析
- 課題の発見
- 対処法の検討
- 効果の予測
などを行う能力がコンセプチュアルスキルにあたります。
論理的な思考力や課題解決力など、「地頭力」などと呼ばれるスキルの事を指します。
分析を踏まえて目標を立てたり、トラブル発生時に解決策を施したりなど、
あらゆる局面を乗り切る能力であることから、管理職の中でも経営層に近い立場ほど求められる傾向にあります。
管理職に向いている人の特徴5つ
管理職に向いている人の特徴は次の5つです。
セルフマネジメント能力が高い
いわゆる「自己管理」のことで
目標の達成や自己実現のために、
- 自身の思考
- 感情・行動
を管理することができる人はセルフマネジメント能力が高いと言えます。
対象的に自分を管理できない人が、
他人や仕事をマネジメントすることはできないわけですから。
セルフマネジメント能力が高い人ほど管理職に向いていると言えますね。
業務進捗力がある
業務をスムーズに遂行するために必要なスキル・知識の総称で
テクニカルスキルと呼ばれることもあります。
例えば、システム開発のチームで管理職をするとなれば、
- リソース調達ができるレベルでのハードウェアやソフトウェアの知識
- システム設計のスキルと経験
なども必要になります。
組織規模が大きくなるにしたがって、
組織内の業務すべてに精通している必要はなくなりますが、
一方で、管理職としての
- 業務進捗力
- 目標設定
- 計画作成
- 仕事のマネジメント
- 人のマネジメント
などのテクニカルスキルの必要レベルは上昇していきます。
達成意欲が強い
現実と目標のギャップを埋めようとする心の働きのことで
モチベーションの高さにも繋がります。
チームが目標達成に向かう中、必ずうまくいかないことや壁にぶつかることもでてきます。
もし、管理職に「達成しよう!」という意欲がなければ、壁は乗り越えられません。
チームが成果を出し続けるには、
管理職自身が設定した目標に対して「たどり着きたい!」と本気で思うこと。
現実とのギャップを埋めるために良策を考え、実践する姿勢を持つこと
が大切になります。
強い推進力を持っている人ほど、管理職に向いています。
コミュニケーション能力がある
管理職には高度なコミュニケーション能力が必要で、
- 受信する力
- 発信する力
両方が備わっていることを求められます。
- ロジカルコミュニケーション
- プレゼンテーション
- ストーリーテリング
などでは発信する力が求められ
- 目標達成に向けてメンバーに動いてもらうこと
- メンバーとの信頼関係を築くこと
には受信する力が必要です。
- この管理職は信頼できる
- この管理職なら、現場の声も伝えられる
- この管理署は、私のことを理解してくれている など
受信を通じた信頼関係の構築は、コミュニケーション能力の土台になります。
成長意欲が強い
“マネジメントの父”と呼ばれるドラッカーの名言に「リーダーと普通の人たちの距離は常に一定である」という言葉があります。
管理職が成長しなければ、メンバーも成長しません。
成長には、
- 人間的・人格的な成長
- 管理職としての能力面の成長
の両方があります。
管理職が両方の側面で
- 成長しようとする姿
- 成長する姿
を見せることがメンバーの刺激となり、メンバーの成長を促進するのです。
管理職が能力不足の場合に起きる影響
本章では、管理職が能力不足の場合に起きる影響について解説していきます。
全体のパフォーマンスが低下する
リスク管理ができずトラブルが増加する
人材が育たない
「管理職に向いていない・・どうすればいい?」4つの対策
「自分は管理職に向いてないかも・・」と感じてしまうと
この先のキャリアについてネガティブな気持ちになりますよね。
たとえ管理職が向いてなかったとしても、
別の道であなたのキャリアを輝かせることは十分可能です。
ここでは、「管理職に向いていないかも」と思った時の対処法を4つご紹介します。
詳しく見ていきましょう。
味方が多いなら頑張ってみる
ないわけではありません。
ですが、
- 管理職を降りる(断る)のは難しい
- 降りたあとの居心地を守るのは、もっと難しい
ってことを考えると、現実的には
転職するしかないかも
と思われます。
そして、転職したところで、一生「管理職にならないで心地よく働き続ける」ことは困難でしょう。
であれば、
味方の多い環境でチャレンジした方が有利です。
実際、「管理職に向いてない」と思っていても
- やってみたら、悪くなかった
- 意外と管理職向いているかも
- 壁を越えて、新しいスキルが身に付いた
というケースも少なくありません。
結局は、やってみないと分からないってことです。
管理職の経験は、転職市場での人材価値をアップさせてくれます。
- 有利な環境で早めに
- 管理職経験を積んでおく
ことは、決してマイナスにはなりません。
スペシャリストの道を目指す
マネジメント力が求められる管理職ではなく
スペシャリスト
を目指すのも一つの手段です。
プレーヤーとして技術や能力を極め
その道のスペシャリスト
となるわけです。
スペシャリストになれば
会社にとって必要不可欠な人材となり
転職市場の評価も上がります。
活躍できる可能性は大いにありますよ!
降格を申し出てみる
- 自分に管理職は向いてない
- これ以上は続けられない
と感じる場合は
管理職に向いてないことを上司に相談し
降格を申し出る方法
もあります。
会社の状況や後任の関係ですぐに希望が通らない可能性もありますが、
どうしても平社員へ降格したい場合は
「退職することを考えている」
と伝えるのも一つです。
会社は退職されることは避けたいですから。
転職も視野にいれてみる
- 味方が少ない敵まみれの環境や
- 管理職を降りるのは現実的に難しい
- 降りた後の居心地が悪い
って時は転職して状況をリセットして新たな環境でチャレンジするのが最善の策でしょう。
- 新しい環境で管理職として働くのもアリ
- 管理職は辞めてスペシャリストの道を進むのもアリ
- 平社員として新鮮な気持ちでチャレンジするのもアリ
管理職の経験は、必ず転職市場で活かすことができます。
同じ管理職という立場でも
- 会社が変われば
- 業務内容
- 人間関係も変わり
能力を発揮できる環境に恵まれることだってありますから!
とにかく今の環境を変えたいなら一度転職エージェントに相談するのも一つ。
転職エージェントは転職のプロ。
今の経験、スキルでどんな企業に転職できるか相談してみましょう!
何から取り組むべきか悩んだら、まずは転職エージェントへの登録から始めてみてください。
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まとめ
本記事をまとめてみました。
- 管理職になってはいけない人の特徴は5つ
- 管理職に求められる能力は3つある
- 管理職に向いている人の特徴は5つ
- 能力不足の管理職は悪影響しかない!
- 管理職に向いていない時、味方が多いなら頑張る!
- 味方が少ないなら転職も視野に入れる
- とにかく環境を変えたいなら転職のプロに相談すべし!
改めてお伝えすると、能力不足の管理職は会社にとって悪影響しかないです。
年功序列が今だに残っている日本社会では、
勤続年数が長いというだけで
なってはいけない人が管理職になることが少なくないです。
管理職はレベルの高い能力が求められることから
向いていないからダメと感じる必要なんてありません。
管理職に向いていないと思ったら
- 味方が多いならもうちょっと頑張ってもいい
- スペシャリストの道へ進むのもいい
- 敵が多いなら転職して新環境でチャレンジもアリ
あなたが取れる選択肢は複数あるわけです。
少しても環境を変えたいなら一度転職のプロに相談して見てください。
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