できないくせに完璧主義がもたらす弊害とは?負のジレンマから抜け出すために考え方

記事のまとめ

できないくせに完璧主義な自分が嫌い!

完璧にできないのに完璧主義に悩んでいる苦しみから抜け出したい!

できないくせに完璧主義のジレンマから解放されたい人に向けて

本記事では、

  • できないくせに完璧主義な人の特徴
  • できないくせに完璧主義の原因
  • 完璧主義から抜け出す4つの考え方

について掘り下げて見ていきます。

完璧にしたいのに完璧にできていない現実

に直面した時、自分自身にがっかりしますよね。

「完璧にしなければ」とさらに自分を追い込んでしまう人もいるかもしれません。

完璧を目指すのは、終わりなき道なんですよね。

まず結論を言うと、

完璧を目指すことそのものが大きな過ちです。

本記事では、できないくせに完璧主義な人の特徴と原因を徹底分析して完璧主義から抜け出す4つの考え方を解説します。

本記事を通して、「完璧にしたいのに完璧にできていない現実」に悩むあなたに少しでも寄り添うことができれば幸いです。

目次

できないくせに完璧主義がもたらす弊害とは?

まずはできないくせに完璧主義がもたらす弊害について見ていきましょう。

詳しく解説します。

完璧でない自分を責めてしまう

1つ目は、完璧でない自分を責めてしまうこと。

  • 完璧でありたい、完璧でいようとする自分と
  • 完璧に成れてはいない、理想からかけ離れている現実の自分

この差が生まれることで自分を責めてしまいます。

なりたい自分や理想が高いほど、現実とのギャップに苦しむことになるでしょう。

到達困難な目標や理想を追いかけて、できない自分に絶望するたびに自己肯定感がどんどん下がってしまいます。

自分を見失う

2つ目は、自分の本当の強みを見失うこと。

理想と現実の自分とのギャップに絶望するたびに自信を失い、自己肯定感やモチベーションが下がってしまったとき

なんでこんなに頑張っていたのだろうか?

と急激にやる気が低下する可能性があります。

自分を見失い何もかもどうでもよくなってしまう。

何のために努力しているのか、自分は何がやりたかったのか

すべてが分からなくなってしまうのです。

相手にも完璧を求めてしまう

3つ目は、相手にも完璧を求めてしまうこと。

完璧でありたいと思う人ほど、相手もに完璧を求めてしまいがち。

これぐらいやってるのだから、あなたも同じようにしてよ!

とそのせいで、相手の欠点ばかりが見えてきてしまう。

自分が一番正しいと思ってしまっているから、自分の基準を相手にも押し付けようとしてしまうのでしょう。

どんな人が完璧主義になる?5つの特徴

できないくせに完璧主義な人の特徴は次の5つ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

プライドが高すぎる

完璧主義な人ほどプライドが高い人が多いです。

プライドが高すぎるがゆえに

  • 負けず嫌いで
  • いつも自分が一番でありたいと

思い通りにならないことや意見を否定されることが嫌いであり苦手です。

自分の失敗や弱さを受け入れることが苦手で人には見せたくない。

自分を苦しめるようなプライドは「誇り」じゃなく、ただの「見栄」かもしれませんね。

人にお願いするのが苦手

「完璧でありたい」と考えている完璧主義者な人ほど誰かにお願いするのが苦手

  • 仕事で問題があったり
  • プライベートで悩みを抱えたり

そんな状況でも人に頼ることができず、自分自身の力だけで解決しようと考えます。

だけど、何もできていない自分の現実を見てがっかりしてしまうことが多い。

  • 完璧でないといけない
  • 他人に迷惑をかけたくない
  • 全部自分で何とかしないといけない

という思考に自分からハマってしまっているわけです。

誰かに頼ることは、生きていくうえで必要なスキルだと思いますけどね…。

視野が狭く頑固な性格

完璧主義な人が

  • プライドが高くて
  • 人にお願いするのが苦手なのも

「自分が正しい」と、どこかで思い込んでいるから周りの意見を受け入れることができない。

視野が狭くて頑固になってしまっています。

自分が正しいと思って一度決めたことを曲げるのも苦手で、最後まで自分のやり方を貫こうとします。

とうぜん思考が凝り固まっているので、融通が効かなかったり、些細なミスで計画が失敗してしまったりと裏目に出ることも。

なりたい自分像が高すぎる

夢や目標など、理想を持っていて、なりたい自分像が高すぎる。

しかし、なりたい自分像が高すぎると「こうあるべき」という強迫観念に囚われてしまうのも特徴です。

ただ、「こうあるべき」という理想と現実のギャップに落ち込むことが多いはず。

  • 「他人と競うなら勝たないと」
  • 「仕事を任されたら成果を上げないと」

といった考え方を持っているから自分で自分を苦しめてしまっています。

自己実現のために努力しても理想が高すぎるがゆえに何度も心が折れてしまうことでしょう。

心が折れるたびに自己嫌悪になってしまうんですよね…。

周囲からの評価が気になる

他人から認められることに自分の存在価値を見出そうとする傾向が強い。

そのため周囲からの評価が気になるのも特徴です。

常に相手からどう思われているかが気になってしまうんですよね…。

自分をよく見せたいと思う気持ちが人一倍強いからでしょうね。

取り繕うことばかりを意識して、自分らしさを見失ってしまっている。

周りの目を気にして、周りからの評価のために、頑張り続けるのは終わりなき道です。

できない自分とのギャップに疲れて、いつか燃え尽きてしまいます。

できないのに完璧主義になる原因って何?

ここからは、できないくせに完璧主義になってしまう原因について解説します。

現状に満足できていない

夢や理想が高く、現状に満足できていないことが原因の一つ。

  • 「自分ならもっとできるはず」
  • 「まだ上にいけるはず」

と、完璧主義な人は自分に過剰な期待を抱いています。

だけど、結局できない自分が現実に存在して、ありのままの自分を受け入れることができず、思い描く理想と比べて落ち込んでしまうことが多いのでは?

現状に満足しないことは素晴らしいこと。

でも、ありのままの自分を受け入れることも大切です。

自分に自信がないから

  • 自分の現状に満足できず、夢や理想が高く
  • 自分が一番でありたいという思いが強くて
  • 常に周りの目を気にしてしまう
  • 失敗しても人に見られたくないし、頼るのが苦手

こういった思考にハマってしまうのもすべて自分に自信がないことにつながっています。

自分に自信が持てないと、完璧さを求めることが自己実現だと自分を追い込んでしまいます。

自分に自信を持つというのは

  • ありのままの自分を受け入れて
  • 自分らしさを大切にすること

自分に自信を持てていないから自分らしく生きることができないないということでしょう。

他者目線の評価軸で考えている

自信を持てないから「他社目線の評価軸」で物事を考えてしまっている。

自分で決めた夢や理想や目標であってもどこかに他社目線の評価軸が必ず入っているはずです。

自分自身の思いが100%入ってないと本気で取り組むことはできないでしょう。

自分の心の底から本当にしたいことをしていない。

完璧主義なのにできていないのではなく、他社目線の評価軸にとらわれて本気でやりたいことをしていないのが根本的な原因です。

失敗を恐れている

  • 失敗するのが怖い
  • 失敗を誰かに見られるのが恥ずかしい

という気持ちが強く、失敗を恐れているがゆえに完璧を求めてしまっている。

失敗をすれば周りの評価が下がるかもしれない。

そう思うと気になってしまい、妥協することは難しいでしょう。

でも、失敗を恐れているうちは成功は難しいです。

時に理想とのギャップにがっかりすることだってありますよ。

人間は失敗からより多くのことを学びます。

今の成功者と言われる人たちは、皆大きな挫折を繰り返して今の地位にいるわけです。

失敗を恐れて新しいことに挑戦しなかったり、行動を起こせなかったりしていては、せっかくの成長のチャンスを見逃してしまうかもしれません。

幼少期に原因がある可能性も

どうしても自分の自信が持てない人は幼少期の記憶が影響している可能性もあります。

親と関わる中で

  • 「親の顔色を伺っていた」
  • 「良い子を演じようとしていた」
  • 「親にダメ出しされるのが多かった」
  • 「親も完璧主義だった」

といった経験を積み重ねてきたことで「自己肯定感」が下がっているかもしれません。

生まれた時から完璧主義な人はいません。

僕たちは親との関係が、すべての人間関係のスタートです。

できないのに完璧主義になってしまうのも生まれ持った性格ではなく後天的に身についたもの。

誰でも今から完璧主義を克服できます。

完璧主義を改善するには考え方を変えること

ここからは完璧主義を抜け出す4つの考え方を紹介します。

  • 上手くいかないことばかり
  • 加点方式で考える
  • 自分自身を受け入れる
  • 80%くらいできればいい

上手くいかないことばかり

  • 自分の理想像を追いかけて、
  • ちょっとしたことでつまづいて
  • 理想と現実のギャップに落胆する。

理想通りの結果が出なかったとき、必要以上に落ち込んでしまうことがありますよね。

でも、ただ結果が出なかっただけで自分を責めてもいいことなんてありません。

失敗しても

そういうときもある

と割り切ることができれば、気持ちが楽になるはず。

人生、上手くいかないことばかりですからね…。

加点方式で考える

  • あれができていない
  • これもできていない

と、物事を減点方式で考えているのなら考え方を変えるべきです。

できていないことばかりに注目してもストレスを感じるだけで何のメリットもないからです。

今日から減点方式はやめて加点方式で考えるようにしてみてください。

日々、できていることにだけにフォーカスしましょう。

加点方式で考えるようになると、自然とポジティブな気持ちになれますよ!

自分自身を受け入れる

自分のありのままを受け入れること。

これは、自分自身にとって嫌な部分やネガティブな部分も含めて受け入れることを意味します。

  • 身体的特徴
  • 経済状況
  • 職業
  • 学歴

人によってはさまざまなコンプレックスや不満を抱いていると思います。

自分自身の努力や行動によって変えられるものもあれば、努力ではどうしようもないものもあるわけです。

自分が辛い時「なぜ自分だけがこんなに辛いのか」と考え込むのではなく、

「誰でもこのような辛い経験はある」ととらえて、ありのままを受け入れることも時には肝心です。

今直面している失敗や苦しみは、何も特別なものではなく誰でも共通して経験するものですから。

80%くらいできればいい

できないくせに完璧主義のジレンマから抜け出すには、

100%完璧にやり遂げなくてはいけない

という考え方を変える必要があります。

100%完璧にやり遂げることは無理ゲーで、膨大な時間がかかります。

費やした時間に対してそれほどメリットがないことがほとんど。

80%ぐらいできれば十分です。

場合によっては、60%でも合格点の時もあります。

100%完璧を目指す意味はなく、80%、時には60%できれないいんだと思えばどこかでつまづいても受け入れることができるはず。

目標ができて、すぐにつまづいても80%できれば十分と思って何度でもやり直せばいい。

仕事は適当でいいと思ってるぐらいがちょうどいいですよ。

まとめ

本記事では、できないくせに完璧主義になる人の特徴や原因について解説しました。

記事のポイントをまとめました。

  • 他者目線の評価軸にとらわれて、本当に自分がやりたいことができていない
  • 自己肯定感が低く、失敗を恐れている
  • 出来たことにフォーカスして加点方式で考える
  • 嫌なことも全てを受け入れること
  • 100%完璧にやり遂げる必要はない
  • 80%、60%でも十分だから何度でもやり直せばいい

こんな感じですね。

そもそも「完璧にする必要性」がないことが分かれば、「完璧主義になる理由」がなくなりますよね

目標に向かって歩き出して、いきなり最初でつまづいても

80点、60点取ればいいのだからもう一度起き上がって再び歩けば全然間に合うと思いませんか?

  • 最初でつまづいた、もう目標には届かないからやる気がなくなってきた…。
  • 恥ずかしくて、失敗を誰かに見られたくない…。。公開処刑過ぎる…。
  • 自分ができないのを受け入れたくないからチャレンジできない…。

上記のネガティブ思考をすてて、一歩ずつで良いので確実に前進していきましょう。

それでは、この辺で。

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