施工管理を辞めてよかった体験談！後悔しないための転職のポイントを紹介

とにかく施工管理は激務です。

休みも少ないし、現場は危ないし、パワハラ気質な上司がいたりする・・。

ふと、10年後、20年後の将来を考えた時に

このまま施工管理を続ける未来が想像できないと辞めたい気持ちがよけいに高まりますよね。

年齢的に考えて施工管理以外の仕事となると

できるだけ若い方がいい。このまま悩み続ける時間も多くない。

そこで本記事では、実際に施工管理を辞めた後にキャリアチェンジした人の体験談を紹介しつつ

上記4つを解説します。

それでは、施工管理を辞めた後、どうなるか、どんなキャリアプランがあるか詳しくみていきましょう。

施工管理を辞めてよかったと感じる理由

施工管理を辞めたいと思っている人のなかには、

辞めた後どのようなことにメリットを感じるのか気になる方もいると思います。

ここでは施工管理を辞めてよかったと感じる理由を6つご紹介します。

土日祝休みが取れるようになった

多くの現場が土曜日と祝日も稼働しており１週間で休みは日曜日だけ。

工期が迫ってくると日曜日も稼働しないと間に合わないときもありますよね。

施工管理を続けるうちは、

• 家族との時間
• プライベートの時間

は解決が難しい課題。

やはり、施工管理を辞めてよかったと感じる大きな理由が土日祝休みが取れるようになったことです。

何よりも自分で自由に使える時間が増えることがシンプルに一番のメリットですね。

長時間の残業が減った

施工管理の１日は超多忙です。

施工管理は残業ありきじゃないと成立しない働き方だと思います。

それが施工管理を辞めるとシンプルに残業が減ることも大きなメリットといえます。

施工管理の働き方問題は会社単位ではなく、業界全体の問題なので会社を変えるだけでは改善が難しいのが現実です。

施工管理特有のプレッシャーから解放された

どの仕事にしても責任は伴うし、プレッシャーはかかります。

ただ、施工管理特有のプレッシャーはなかなか大きなストレスです。

など精神的な負担が大きいですよね。

もちろん転職先にもよりますが、施工管理を辞めることでこのようなプレッシャーから解放されることは間違いなし。

施工管理をやっていたときよりも精神的に楽に仕事ができるようになるでしょう。

転勤や出張が減った

施工管理は建設プロジェクトの性質上、工事単位で勤務地が変わります。

やはり転勤や出張が多いと肉体的、精神的にも負担が大きいですよね。

転勤がない仕事を選ぶ前提になりますが、

施工管理を辞めて現場に行くことがなくなれば無縁の話です。

マウントを取るような先輩や上司がいない

建設業の性質なのかマウントを取ってくる高圧的な上司や先輩が他業界と比べて多いのも悩みの種。

激しいプレッシャーや長時間労働といった激務に耐えるためには

ある意味必要な自己防衛の手段なのかもしれませんね。

当然、今でも根性論は根強く残っていますし

昇進競争からくる上下関係は絶対です。

施工管理を辞めると高圧的でマウントを取ってくる上司や先輩に悩むことがなくなります。

色メガネなしで自分自身をちゃんと評価してくれる職場で働けばモチベーションも上がりますよ。

事故に遭うかもと感じなくなった

仕事中に事故に遭うかもと思う必要がないのも

施工管理を辞めて良かったと感じる理由の一つです。

建設現場にいるだけで

• 「高所からの落下事故」
• 「クレーンによる下敷き事故」

など最悪死に至るような事故の危険と常に隣り合わせの状況に毎日ストレスを感じている方も多いでしょう。

別の仕事にシフトすれば現場に行く必要がないわけですから

「事故に遭うかも」と感じることなく安心して仕事ができます。

施工管理を辞めて後悔したこと

ここでは施工管理を辞めて後悔したことをご紹介します。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

給料が下がった

厚生労働省の調査によると

• 施工管理技士の平均年収は620万円
• 全職種の平均年収は489万円

と比較して高い傾向にあります。

残業が多い一方で、その分だけ収入も増えることが多いのはある意味メリットといえます。

そのため、経験やスキルが活かせない全く異なる業種・職種に転職した場合は、初めからスタートする必要があるため収入が減ることは避けられません。

今と同等か、もしくは今以上に給与を上げたいなら

を上手く選ぶ必要があるでしょう。

全くの異業種・職種にチャレンジしたいなら年収が下がる覚悟で転職する必要があります。

資格を取らず中途半端になった

1級施工管理技士は実務経験が必要なので、施工管理を辞めてしまうと取得が難しい資格です。

ただ、年収が下がる覚悟で全くの異業種・職種にチャレンジするなら必要のない資格ですが・・。

などのキャリアに進むためには必ず取得しておいた方がよい資格です。

特に施工管理技士から発注者側に転職するには必須の資格となります。

辞めるタイミングには気をつけましょう。

施工管理に未練があった

施工管理は業務量が多い分、裁量権を持って仕事をすることができます。

特に新築の巨大なプロジェクトになると関係者もかなり多く

いろんな立場の人たちとコミュニケーションを取りながら進めていきます。

そのため

など多くのスキルが求められる環境で成功体験を持つと

かなり自信になるし、やりがいもあります。

転職先によっては、個人の裁量権がない職場もあるわけで

そうした転職先だと施工管理に未練を感じてしまうかもらしれませんね。

施工管理を辞めたきっかけとは？

実際に施工管理を辞めたきっかけはさまざまです。

ここではよくある施工管理を辞めたきっかけを5つまとめています。

結婚や出産などを経験してプライベートの時間を確保したい

独身時代は何も気にならなかったのに

結婚や出産などのライフイベントを経験すると考え方が変わってもっとプライベートの時間を確保したいと思うのは良くある話。

施工管理は労働時間が長く、休日も少ない、出張や転勤も多い仕事です。

家族の負担は増える一方でしょう。

そう感じて施工管理を辞める決断にいたるのは自然なことです。

施工管理は向いていない、合わないと思ったから

自分には施工管理は向いていない、合わないとわかって辞める人も多いです。

当然、向いていない仕事を続けても苦痛なだけですし。

施工管理を一通り経験しても

といったことが当てはまるなら合わないのかもしれません。

施工管理を続ける将来に疑問を感じた

これからも施工管理を続ける将来を考えると

「果たしてこのまま続けてもいいのか？」と疑問を感じて辞める決断をするケースもあります。

結局、どれだけキャリアを重ねても出世しても

など施工管理のきつい生活は変わらない。現場からは離れられないと気がついてしまうから。

年齢的な転職しやすさもあって将来を考えて施工管理を辞めるケースは多いです。

現場に行くことが苦痛

などで、現場に行くことが苦痛と感じて辞める決断をする人も多いです。

毎日現場に行くのが苦痛で耐えられない場合はすぐに辞めた方がいいですが、

できる限り在籍中に転職先を決めておきましょう。精神的にも楽ですし。

ストレスで精神的に病んでしまった

10年近い施工管理のキャリアを振り返ると、仕事のストレスで精神的に病んでしまう人も珍しくありません。

ほとんどの人たちは復帰できず退職しています。

現場ガチャな面もありますが、

あまりにも激務で強いプレッシャーに心身ともに疲れ果て自信を失い心が折れてしまうのでしょう。

精神的に病んでしまうと立ち直るのに時間がかかります。

できれば病んでしまう前に施工管理を辞めて転職したいものですね。

【体験談】施工管理を辞めた後のキャリアチェンジ事例

ここでは施工管理を辞めた後のキャリアチェンジ事例として実際の体験談をご紹介します。

施工管理から自動車部品メーカーの生産管理職へ転職したAさん

施工管理から自動車部品メーカーの生産管理職へ転職した30代男性のAさんの体験談をご紹介します。

施工管理から設計事務所に転職したBさん

施工管理から設計事務所へ転職した30代男性のBさんの体験談をご紹介します。

施工管理から住宅リフォームの営業に転職したCさん

施工管理から住宅リフォームの営業に転職したCさんの体験談をご紹介します。

施工管理を辞めたいときに取るべき行動

本気で施工管理を辞めたいと思ったときに取るべき行動は次の4つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

会社で部署移動する

「施工管理はこれ以上続けたくないけど今の会社は辞めたくない。」

そんな場合もあるでしょう。

理由はさまざまですが、会社を変えずに職種を変えるなら部署異動の一択になります。

大手のゼネコンクラスになると多くの職種が混ざっています。

営業、設計、企画、積算など…。

建設業界以外の世界を知る

辞める•辞めないは置いといて建設業界以外の世界を知ることから始めましょう。

という「孫子」の言葉があるように

• 施工管理以外の職種
• 建設業以外の業界

を知らなければ辞めるか辞めないかの判断ができないからです。

建設業界や施工管理以外の世界を知るには、転職エージェントに登録をしてみましょう。

無料で利用できるし、どんな求人があり、自分の市場価値がどのくらいあるか知ることができます。

すぐに転職を考えていない場合でも、転職エージェントに登録しておき、優良求人の情報を仕入れておくことは、いまのご時世当たり前なので、登録がまだの方は登録だけでもしておきましょう。

転職エージェントを上手く活用する

ホワイトな優良企業へ転職したいなら転職エージェントの利用は必須です。

転職エージェントを「上手く活用」できれば転職の成功率が上がります。

理由は次の5つです。

個人で集められる情報は、それほど多くありません。

特に会社の内部を調べるのはむずかしく、「聞いていた話と違った」といったミスマッチも起きがちです。

理想は知り合いの紹介で転職することですが、現実的になかなか難しいです。

そのため、後悔しない転職をしたいなら、転職エージェントに相談してみましょう。

リクナビNEXTの調査によれば、転職に成功した人は平均4.2社の転職エージェントを利用しています。

より多くの選択肢を持つためにも、複数の転職エージェントを使うのがおすすめです。

まずは、大手の転職エージェントである下記3つを登録してみましょう。

施工管理からのおすすめの転職先

施工管理を辞めると決断しても、その後の転職先ってどこが良いか悩みますよね。

施工管理を辞めた後の転職先は、以下5つがおすすめです。

上記5つの業界はすべて施工管理の経験を活かすことが可能です。

• いわゆる発注者側の立場で働くか
• スキルを活かしてより専門職にシフトするか

発注者のよいところは、上流の業務のため、自分で業務をコントロールしやすいのが特徴。

施工管理よりもホワイトかつ年収も高いので転職先としてかなりおすすめですよ。

施工管理からの転職で大切なのは、転職先を明確にして、転職エージェントから優良企業を紹介してもらうこと。

このあたりは「施工管理から転職したい！おすすめの転職先9選【経験を活かした転職のコツ】」の記事でより詳しく説明しています。

よくある質問 Q＆A

ここではよくある質問をまとめています。

現場監督を新卒1年目で辞めるのはあり？

このようなやばい職場は現実に存在します。

上司ガチャ、現場ガチャに外れてしまった。運が悪かったんだとしか思いようがありません。

• 会社の体質は変えようがないし
• 変わるまで待つほど無駄なことはないので

すぐに見切りをつけましょう。

詳しくは、「新卒1年目で現場監督を辞めたい！どうすればいい…？おすすめ転職先を解説」を参考にしてみてください。

施工管理は潰しが効かないは本当なのか？

もしかして、「施工管理は潰しが効かない」って言葉を耳にして

施工管理から異業種に転職することは難しいと考えているかもしれませんが、それは大間違いです。

理由は以下の3つです。

今の環境を変えたいなら自信を持って転職活動してください。

「「施工管理は潰しが効かない」は大間違い！他職種でも活かせる3つの理由」で施工管理で得られるスキルについて詳しく解説しています。

施工管理を辞めるタイミングはいつがいい？

施工管理の責務の大きさからして

会社側に迷惑をかけないためにも退職日は2カ月後が理想です。

それよりも転職先を決めることが優先してやるべきことです。

現場の工程が進む中でも転職活動を続けておいて内定が取れたタイミングで会社に伝えるのがベストでしょう。

施工管理を辞めてよかった｜まとめ

本記事では、「施工管理を辞めるときにどうすればいいのか」「辞めた後どうなるのか」について解説しました。

ただし、あなたが施工管理を辞めてよかったと思えるかどうかは、選んだ会社によって異なります。

希望に合わない会社に入ってしまうと、転職しても後悔するでしょう。

会社選びを成功させるには、転職のプロであるエージェントのサポートが欠かせません。

以下の転職エージェントを上手に活用して、後悔のない転職にしてくださいね。