施工管理が意外と楽!?きついイメージしかないけど本当かな?
こんな悩みに答えていきます。
実をいうと、施工管理という仕事は、建築や土木、電気や空調などの職種によって大変さが全然違います。
施工管理が意外と楽かどうかは、
- 元請けなのか、下請けなのか
- 工事範囲が広いのか、狭いのか
この2つのポイントで大きく変わってくる。
実際、施工管理に10年以上携わってきた僕も「施工管理は意外と楽だな」と感じた瞬間があるからです。
そこで本記事は下記について解説します。
- 施工管理が意外に楽とは簡単には言えない
- 施工管理が意外と楽だと思える理由
- 施工管理を職種別に楽な順に並べると
施工管理で働くメリットやホワイトに働くためのポイントも紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
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施工管理が意外に楽とは簡単には言えないわけ
建設業界で施工管理として10年以上携わってきた中で「思ったよりつらくない」と感じた瞬間があるのは事実です。
ただ、施工管理業務全般に通じることではないんですよね。
だからと言って施工管理が意外と楽とは簡単には言えない具体的な理由を3つ紹介します。
くわしく解説します。
繁忙期のキツさはダントツ
繁忙期のキツさはあらゆる職業の中でもトップクラスだと個人的に思います。
特に竣工を間近に控えた数ヶ月。24時から始まる福山雅治のジェットストリームを聴きながら仕事をする日も珍しくありません。
- 竣工図や完成図などの膨大な書類業務
- 動作確認などの現場作業
- 検査の手直し作業
これらすべてが一度に迫ってくるので、忙しいのが当たり前です。
現場によってきつさが変わる
施工管理が意外と楽かどうかは、どんな現場に配属されるかで変わってきます。
- 土木工事なのか、建築工事なのか
- 契約時の工期設定に余裕があるか
- 建物の用途(工場、病院、文化施設など)
- 建物の工法(RC、SRC など)
これらの要因によってきつさが変わります。
現場ガチャってやつだね
次の市長選に間に合わせるためって政治的理由で意図的に工期が短く設定されてたりするんだよね。
職種によってきつさが変わる
施工管理の大変さは職種選択でも大きく変わります。
施工管理の職種は色々あって、建築、土木、電気、衛生、空調、エレベーター、専門工事などかなり幅広くあります。
また、建設業界のピラミッド構造的によって
- 下請けになるほど給料が下がる
- 工事の範囲が広いほど仕事が大変になる
というのが基本です。
工事範囲が広いほど、覚える仕事内容が増えていきます。
取得を求められる資格の数が多いと大変だよ
スーパーゼネコンは給料は非常に高いけど、その分覚える仕事内容が多い。求められる資格の数も多い。
ある意味、高収入と大変さのトレードオフですね。
施工管理が意外と楽だと思える理由
施工管理を10年以上続けてきた中で「意外と楽」だと思える瞬間もありました。
ここでは、僕の経験をもとに施工管理が意外と楽だと思える理由を紹介します。
工事範囲が狭い
同じ施工管理業務でも工事範囲が狭いほど「意外と楽」だと感じるケースが多いです。
主に3つの理由があります。
- 覚える仕事内容が少なくなる
- 必要な資格の数が減る
- 専門家として扱ってもらえるので意見が通りやすい
特殊な工事の施工管理は、専門業社という位置付けになります。
ニッチなジャンルになる程、スーパーゼネコンでも経験者が少ないので専門業社の意見を重宝してくれます。
スーパーゼネコンだから
建設業ピラミッドの頂点であるスーパーゼネコンで働くのもありでしょう。
工事範囲は広く、覚える仕事内容も多いですが、その分給与水準は非常に高いです。
スーパーゼネコンの平均年収は1000万円以上だからね!
また、元請けであるという点がかなりのアドバンテージになります。
他の業者はみんな下請けですから精神的な面でも仕事がしやすい環境です。
コミュニケーション能力が抜群
施工管理の仕事は、コミュニケーション能力が高い人ほど圧倒的に有利です。
コミュニケーション能力とひとえに言っても、ただ誰とでも話せるってことではなく、相手や立場に合わせた使い分けができる人のこと。
- 職人さんとの打合せや休憩時間の談笑
- 発注者との打合せや協議
相手や自分の立場、状況によって求められるコミュニケーションが変わってきます。
ただのおしゃべりさんとコミュ力が高い人の違いですね
施工管理を職種別に楽な順に並べると
ここでは施工管理の職種の中で仕事が楽な順に紹介していきます。
施工管理歴10年の僕の経験をもとに順位付けしました。
一つずつ見ていきましょう。
1.スポット業者の施工管理(専門会社)
いわゆる専門業界の施工管理会社。代表的なものとしてエレベーター工事なんかがあります。
その他にも探してみると意外と多いのが専門工事の施工管理会社です。
- 特殊な機械の製造・設置を行う製造業・施工管理会社
- ニッチな照明機器の製造・設置を行う会社
- 音響設備の製造・設置を行う会社
中には機器の製造から施工、メンテナンスまで一貫して行う業態となっている企業もあります。
メーカーでありながら、施工会社でもある業態で、新規参入が起きにくいニッチな業界です。
製造メーカーの中に施工管理部門があったりするので求人サイトで『建築→施工管理』と検索しても出てこない可能性があります。
製造業の中で施工管理部門がある会社を選ぶのがポイントですよ!
2.土木工事施工管理
土木工事施工管理が2番目に楽な理由は、「工事が最初と最後の方に集中する」ことがほとんどだからです。
特に土木工事のメインの仕事は建物の基礎工事。
建物を造る上で1番最初に取り掛かる仕事です。
基礎工事は建設工事の中でも最も重要な部分と言われていますが、「圧倒的に時間的な余裕がある」ので突貫工事になることはまずないでしょう。
ちなみに建築・電気・設備工事の工期終盤の突貫工事は日常茶飯事です。
工程が先って理由だけで大変さが違うのが建設業なんですよね。
3.建築工事施工管理
施工管理を楽な順に並べると建築工事施工管理は3番目。
個人的には「電気設備」や「空調・衛生設備」よりも楽です。
建築工事施工管理は、
- 仮設工事から内装・外装工事、設備工事などの多くの業種が絡むため工事範囲が大規模
- 業務範囲が多いことで人間関係の悩みも増えることが多い
- 工事範囲が広いため幅広い知識が必要になる
といった理由から1番きついと思われがちですが、「電気設備」や「空調・衛生設備」よりも圧倒的に楽です。
建設業ピラミッドの頂点であるのがゼネコン。
当然どの現場でも元請です。設備業社にとっては仕事を頂いている「お客様」になります。
やはり基本的は建築の意見が通ります。
建築が1番偉いんだってオッサンがいまだにいるよね!
いくら工事範囲が広くて大変とは言えど、元請けである建築は「電気」「空調・衛生」よりも仕事のストレスが少ないでしょう。
4.空調・衛生設備施工管理
施工管理を楽な順に並べると空調・衛生設備施工管理は4番目。
空調・衛生設備施工管理は正直かなりしんどい仕事です。
- 躯体工事から関係するので工事の最初から最後まで関わる
- 工事図面の取り合いが難しい
- 設備系は建築系に見下されている風潮がある
- 建築担当のパワハラを受けやすい
工事範囲が広くて、覚えないといけない知識もたくさんあります。
しかもなぜか設備全般的に建築担当から見下されがちで、理不尽なパワハラが横行しているのが現実。
理由はわからないけど建築担当は設備を下に見ている風潮があるんですよね。
5.電気設備工事施工管理
電気設備工事施工管理は5番目です。
電気設備はかなりしんどいです
電気施工管理やめとけはある意味事実です。
電気設備はとにかく大変です。
- 建物の基礎から最後まで関わるので工事範囲が広い
- 工事図面の取り合いは空調・衛生が優先されるので電気設備はやりにくい
- 空調・衛生以上に建築担当に見下されている
空調・衛生設備をさらにひどくしたのが電気設備と思っておくといいですよ。
電気がないと何もできないのに理不尽なパワハラを受けているところを何度も見てきました。
電気設備施工管理は正直おすすめできません。
施工管理に就職するメリット
結論として、どの職種を選択したも施工管理は大変な仕事なことに変わりはありません。
一方で、施工管理に就職するメリットも当然あります。
と言った内容となっているので詳しく解説します。
30代の未経験でも就職できる
施工管理は35歳までであれば職歴なし、未経験であっても就職可能な業界です。
なぜ30代の未経験でも就職可能なの?
業界全体で若手人材が足りていないという業界の構造上の問題があります。
例えば、国土交通省の資料に「建設業界における年齢別の技能労働者数」のデータが記載されているのですが、下記データをご覧いただければ若手人材が不足しているのが一目瞭然であることが分かります。
この状況はどんどん深刻になっていて、若手人材の確保と育成は業界全体の課題です。
そんなわけですから、無職ニートであろうと職歴がなかろうと、35歳以下の若手人材であれば未経験で就職が可能である業界と言えます。
食いっぱぐれがない安定した仕事
2つ目のメリットは、施工管理の仕事は食いっぱぐれがない安定した仕事であるということ。
公共工事は、政府の重要な経済対策の一つです。
毎年公共工事には6兆円以上の予算が支出されていんだよ
政府のよって毎年6兆円以上の市場規模が保証されているわけですから、非常に安定していますよね。
また、建設業は実務経験がモノを言う業界です。1年間この仕事を経験しただけでも業界内では重宝されます。
今や建設業界は空前の人手不足ですから、施工管理の仕事を1年経験しただけでも他の会社でも雇われやすく、1年間の実務経験があるだけで面接での食いつきは全く違ってきます。
要は、現場の仕事で経験がモノを言う世界ですから、現場経験を積めば積むほど他の現場に行っても重宝されるというわけですね。
数年間実務経験を積んで施工管理技士の資格を取得できれば、ほぼ食いっぱぐれることはないでしょう!
給与水準は高い
施工管理の「平均年収は約620万円」です。
もちろん長時間労働の時給が加算されての数値ですが、そこそこいい給料ですよね。
厚生労働省の調査によると、サラリーマンなどを含む全職種の平均年収は489万3,100円(平均年齢43.4歳)。
つまり全職種の平均と比べて、施工管理の平均年収は130万円ほど高い。
ちなみにスーパーゼネコンになると平均年収1000万円は超えるよ
未経験でも採用されやすい上に給与水準が高いのが施工管理の特徴です。
会社ごとの平均年収が知りたいなら、【2023年版】ゼネコンランキング!上位26社の売上・年収を一覧で紹介で徹底比較の記事でまとめているので、ご覧ください!
施工管理に向いていない人の特徴
働き方改革が進んでるとはいえ、ホワイトな業種と比べると施工管理はまだまだブラックです。
それでも、働き続けている人がたくさんいるのも事実。
そこで施工管理を7年続けてきた経験から施工管理に向いていない人は次の特徴が当てはまります。
- コミュニケーションが苦手
- 失敗を引きずるタイプ
- 気が弱い
- パソコン仕事が苦手
- 体力に自信がない
- マルチタスクが苦手
上記のような特徴が当てはまる人は、施工管理の大変さに続けられない人が多いです。
特にコミュニケーション、マルチタスク、体力、気力は施工管理をこなしていく上で必要な能力で、苦手な人は施工管理は向いていない可能性が高い。
施工管理は多くの人とコミュニケーションを取りながら、スケジュール通りに仕事を進めることを求められるわけで。
このような仕事が難しい、自分には向いていないと感じる場合、施工管理はやめておいた方が無難です。
施工管理でホワイトに働くためのポイント
施工管理の仕事は、ある意味長時間労働や休日出勤という働き方ありきで成立していたようなものです。
したがって、普通に選べばブラックに該当するような仕事になりやすいです。
ここでは、施工管理でホワイトに働くためのポイントを3つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
職種選択が重要
なんども言う通り施工管理でホワイトに働くためには職種選択が重要です。
- スポット業者の施工管理(専門会社)
- 土木工事施工管理
- 建築工事施工管理
- 空調・衛生設備施工管理
- 電気設備工事施工管理
上記のどのジャンルを選択するかで同じ施工管理でも働き方が大きく変わるのが建設業界です。
製造メーカーの施工管理部門が一番おすすめですよ
大手の方が働き方改革が進んでいる
2024年4月から建設業にも働き方改革が適用されました。
僕の周りでも週2日閉所の現場が一気に増えました。
建設業界全体が変わりつつある中で、やはり大手企業の方が圧倒的に働き方改革が進んでいます。
残業規制も中小企業より大手の方が厳しく、夜の9時になるとパソコンが使えないようにしている企業もあります。
施工実績を確認すること
施工実績を確認することもポイントの一つです。
企業の多くは、ホームページに施工実績を掲載しています。
美術館や劇場、アリーナ、などの文化施設、超高層ビルや大型土木事業を多く手掛けている企業は、技術力があり、やりがいも大きいでしょう。
しかし、施工難易度は高く、労働環境に影響を及ぼすことが考えられます。
やりがいは大きいけどね
その分、仕事は大変ですよ。
まとめ
最後に本記事をまとめました。
- 高年収を重視するなら業界のピラミッドの頂点(元請業者)に位置する必要がある
- 「仕事が楽」を重視するなら工事範囲が狭い仕事をする必要がある
- 施工管理で1番楽なのはスポット業者の施工管理(専門会社)
- 電気設備工事施工管理は1番しんどい
- 施工管理には30代未経験でも就職可、高収入などメリットあり
施工管理の中でもどのジャンルを選ぶかで仕事の大変さが大きく変わります。
年収が高い割に不人気で人手不足なので、未経験でも転職できる職種です。
年齢が高くなるほどハードルは上がるので、若手枠として採用してくれる35歳までがチャンス。
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